[レポート]12/21開催 グリーン・マウンテン・カレッジ「学び合い-他者の人生を演じる『演じる』」

青少年と創る演劇「奈良の夜の夢」上演日の12月21日の夜、グリーン・マウンテン・カレッジを実施しました。
ゲストは、青少年と創る演劇「奈良の夜の夢」の翻案台本・演出をしてくださった田上豊さん。そして、本番の片付けと振り返りをした後そのままグリーン・マウンテン・カレッジにも参加してくれた「青少年と創る演劇」参加者の皆さんと、これまでに「青少年と創る演劇」に参加してくれていたOB、OGの皆さんも一緒にたき火を囲みました。

「演じる」というテーマで、田上さんと当カレッジ校長の小山田徹さんのお話しがはじまってすぐ、田上さんの「他者を生きたり、役を演じるということは10代の君たちにはどういうことなのか聞いてみたい」という投げかけで、「青少年と創る演劇」参加者へもマイクを回してみることに。
とある子は、「自分は自分のことを認める感情が少ないが、他者の人生はこういうものなんだと知ったり、他者の人生の中の人間関係を考えることは楽しくて、それを経験することで間接的に自分のことを認められることもある、だから演じることが好き」と思いを話してくれました。
他の子も「演じることで自分はできないことを役になれば出来るのがすごく新鮮で楽しくて気持ちが良い」、「演じるというよりかは他者との関係性を導き出しながらそのキャラを自分なりに作り上げているという感じだった」と話してくれました。

また、作品を創り上げるうえで他者との意見のすり合わせをどうしているのかという質問には、「まずは相手の意見を絶対に否定しないことを気を付けていた。自分と同じところと違うところを最初に見つけることが大事だと思う」、「自分の意見を持ちたい人もいるから、ある程度引いて合わせていくことも大切」という「青少年と創る演劇」での作品創作過程を経て実感したことを共有してくれました。
田上さんも、演劇は作品が出来ていくのに合わせてコミュニティが成熟していくところがあり、無意識的にもコミュニケーションの仕方が強化されていくので、話し合いには基本的には口出しをしないようにしているそうです。

他にも、10代の頃は映画監督になりたかった田上さんが演劇学科しかなかった大学に入ってしまったことがきっかけで演出家になったことや、小山田校長もかつてはディープな演劇をしていたことなど、思わず笑いを誘うお話も飛び交いました。
 
その後も思い思いのフリータイムを過ごし、たき火を囲むひとときを満喫しました。