奈良市アートプロジェクトとは
ABOUT
奈良市アートプロジェクトは、美術や演劇などの現代の表現を通じて、奈良に集う国内外の人びとと奈良で生活する人びとが共に体験しつくりあげるプロジェクトです。
人びとが出会い、作品を通して自らの思いを語り合うことで、古都奈良の新たな価値の創造へとつなげていくことをめざしています。
当プロジェクトは、2つのプログラムで構成されています。
クリエイション・プログラム
美術プログラム・ディレクター:西尾美也
演劇プログラム・ディレクター:田上豊
国内外で活躍するアーティストの創作活動をクリエイション・プログラムとして位置づけ、アートプロジェクト「古都祝奈良(ことほぐなら)」として、毎年時期を決めて開催しています。
ラーニング・プログラム
グリーン・マウンテン・カレッジ校長:小山田徹
ワークショップ講師:平田オリザ
自らの「学び」を他者へとつなげていく、その蓄積こそが「文化」であると考え、1年を通して「学び合いの場」を提供しています。

古都祝奈良2020-2021
KOTOHOGU NARA 2020-2021
4度目の開催となる「古都祝奈良」。今回のテーマは「食」。
[美術プログラム]では、食をテーマに作品を作り続ける現代美術アーティストのEAT&ART TAROが奈良の地で、奈良の石を模した菓子が並ぶ“石の菓子店”を展開。石を菓子と交換するその店は、「食」という行為を通じてさまざまな事物の価値を問い直す機会をつくりだします。
[演劇プログラム]では、演出家・田上豊が「食」のエピソードを市民から公募し、脚本を執筆。出演者も「ならのまち」で暮らす人々から募集、オーディションを実施します。私たちの日常のワンシーンを、劇作家・演出家の田上豊が「ならのまち」と共に新たな舞台へとつくりあげます。
さらに、今年で3年目となる、美術家・小山田徹発案のオープンな学び合いの場「グリーン・マウンテン・カレッジ」や、劇作家・平田オリザによるワークショップといったラーニング・プログラムも並行して行います。
「食」をはじめとする、コロナ禍においてじわじわと変容していく生活のあり方。
「古都祝奈良」では、私たちの生活に身近なモノやコトをテーマに、現代的な表現を通じて、古都奈良の新たな価値の創造を目指していきます。