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[レポート]青少年と創る演劇「ならのはこぶね」
12月23日、ならまちセンター市民ホールにて、青少年と創る演劇「ならのはこぶね」を上演しました。
「ならのはこぶね」は、次代を担う若者が創作の過程を演劇のプロとともに経験することで、創造する喜びを体感し、ふるさと・奈良を自らの言葉で語ることができる人材育成をめざす演劇プログラムです。
「東アジア文化都市2016 奈良市」の舞台芸術部門として制作・初演された本作ですが、昨年度に続き、三度目となる今回の公演が最終上演となりました。
オーディションから稽古など、本公演の上演までの道のりをご紹介します。
8月20日 平田オリザさんによる演劇入門ワークショップ
中学生以上を対象に一般公募で参加者を募り、10~70代の38人が参加しました。
日頃のコミュニケーションにも活かせる演劇の考え方等を学び、参加者には大好評のワークショップとなりました。
9月22日、23日 青少年と創る演劇「ならのはこぶね」出演者オーディション
奈良の中学生、高校生を中心に出演者を広く募集。半数近くは演劇未経験者という、今回の出演者が決定しました。
11月6日、13日、14日、16日 演劇基礎練習
「ならのはこぶね」の出演者は学校も学年も様々。稽古に先駆けて、出演者同士をよく知ることと演劇の基礎を身に付けるべく、練習に励みました。
12月11日~22日 「ならのはこぶね」稽古
今までになく短期集中の稽古期間。みんなで意見を出し合い、それぞれが持つ課題にチャレンジし、仲間に支えられた11日間。
稽古の激励に駆けつけた1、2回目に参加したOB、OGの皆さんが見守るなか、稽古場に漂う緊張感もより一層高まってきました。
12月23日 本番
いよいよ上演当日、これまでのことを全部出しきる日。
今回は、舞台を支えるクリエイションスタッフにも中高生が参加し、プロのスタッフとともに舞台裏を支えました。
演劇をやりたいという衝動と集中力が突き動かす熱気にあふれた本番となりました。中高生一人ひとりが舞台を楽しんでいるようで、本番を無事終えた出演者の皆さんの清々しい表情が印象的でした。