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[レポート]12/26上演 ならのまちと創る演劇「おっぱい饅頭」「うまいもののないところ」「ぜんざいマラソン」
2020年12月26日(土)、ならまちセンター市民ホールにて、クリエイション・プログラム「ならのまちと創る演劇」の短編3本「おっぱい饅頭」「うまいもののないところ」「ぜんざいマラソン」を上演しました。
今回の脚本は、テーマを「食」として市民に広くエピソードを募集し、その中から脚本を創作。オーディションで選ばれた12人の出演者、そしてクリエイションスタッフたちがプログラムディレクター田上豊とともに、演劇を創りあげました。
公演当日、劇場に入ると、スタッフからまず手渡された「古都祝奈良新聞」。
演劇ができるまでの様子と、出演者やスタッフのインタビューが掲載された充実の内容です。こちらはなんと、「青少年と創る演劇」OB・OGが作成した新聞!これまでの活動が、確実に今に、そして未来へ繋がっています。
本レポートでは、企画開始から本番当日までの道のりを紹介します。
企画スタートから公演まで
今年度は、コロナ禍のなかでどのように演劇プログラムを実施するか、田上ディレクターと話し合うところからはじまりました。「密」を避けた創作活動ができるのか、稽古方法について、公演は無観客配信にするか。これまでは当たり前に進めていたことでも、一つずつ確認し、出てきた問題をクリアしながら進めていきました。
クリエイションが始まるにあたって、「改めて、何故演劇をするのか、存在価値みたいなものや自分自身を見つめなおさせられる時間となった」と田上ディレクターは話しました。
[インタビュー]田上豊(「ならのまちと創る演劇」プログラムディレクター)――演出家・劇作家として見つめる「ならのまち」
オーディションを経て稽古開始
様々な観点での話し合いを経て、例年は夏に始まる活動が、今年は感染症対策を徹底しながら11月のオーディションを皮切りに始まりました。今まで通りにいかない歯がゆさもある中、出演者・スタッフがアイデアを出し合い、切磋琢磨して演劇を創り上げました。
今年は、学生という制限なく募集された出演者たち。年齢層も広がり、これまでとは違った交流が広がりました。
いよいよ公演当日!
観覧中も大きな声が出せない状況ではありましたが、笑い声、そして涙ぐみながら鼻をすする音が漏れ聞こえました。そして最後には、難しい状況の中、笑顔で演劇をやりきった出演者たちの華々しい表情に、劇場は大きな拍手に包まれました。
おっぱい饅頭(作・演出 田上豊)
うまいもののないところ(作・演出 FOペレイラ宏一朗)
ぜんざいマラソン(作・演出 田上豊)
(写真は前日リハーサルの模様。撮影:平岡雅之)
公演動画配信中!(3月31日まで)
好評いただきました「ならのまちと創る演劇」公演は、現在、期間限定で動画を配信中です!
当日、観覧が難しかった方も演劇をお楽しみいただけます。出演者にアップするカメラワークは、劇場での鑑賞と違った楽しさがあります。ぜひ、ご視聴ください。
[視聴方法]
下記の視聴申込みフォームにメールアドレスを記入し送信。
自動返信メールにて視聴のためのURLが送られてきますのでご覧ください。
申込みフォーム:https://www.city.nara.lg.jp/ques/questionnaire.php?openid=89(奈良市ホームページ)
視聴申込者のみの限定公開のため、視聴URLの共有は行わないでください。
自動返信メールが受信できない場合はお問合せください。(お問合せフォーム)
[配信期間]
令和3年3月31日(水)まで