次代を担う若者が創作の過程を演劇のプロとともに経験することで、創造する喜びを体感し、ふるさと・奈良を自分の言葉で語ることができる人材育成をめざす「青少年と創る演劇」。

奈良の中学生・高校生を中心に、これまで演劇未経験者も含めたのべ140人を超える参加者が、プロの演劇人の指導のもと、演劇の創作と舞台公演を体験してきました。

今年度はLiteバージョンとして、現在、公募で集まった中学生・高校生がギュッと圧縮した8日間の演劇創作に取り組んでいます！

 

最終日のミニ公演／リーディング劇の観覧についてお知らせします。

（リーディング劇…役者が台本を手にしてテキストを読みながら行う演劇）

 

公演情報

公演日：2024年12月22日（日）

場所：ならまちセンター（奈良市東寺林町38）

①午前の部　10:00開演　エントランス（1階）
②午後の部　14:00開演　多目的ホール（2階）

上演時間60 分予定

入場無料／申込不要 ＊当日直接会場までお越しください。

 

演出：田上 豊

出演：奈良の中学生・高校生

 

［上演作品］

昨年度の戯曲講座ワークショップで、奈良ゆかりの写真家入江泰吉が撮影した昭和の写真をもとに、一般参加者が創作したオリジナル戯曲５編を使用します。令和の中・高生が、昭和の香る物語を挑戦します！

 

＊入江泰吉（1905年―1992年）…奈良大和路を愛し、撮り続けた写真家。「入江泰吉記念奈良市写真美術館」にて全作品が所蔵・保管され、テーマごとに展示が行われている。

 

演出家プロフィール

田上豊　Yutaka Tanoue
劇作家・演出家

田上パル主宰。1983年熊本県生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。在学中に劇団「田上パル」を結成。中高生や大学生との創作、市民劇団や公共ホール事業への書き下ろしなど、様々な形で活動を展開。創作型から体験型、育成講座まで幅広くワークショップも行う。2019年より富士見市民文化会館キラリふじみの芸術監督を1期3年務める。「古都祝奈良2024-2025」演劇（まちなか舞台・青少年と創る演劇Lite）プログラムディレクター、地域創造派遣アーティスト、芸術文化観光専門職大学助教。http://tanouepal.com/

（田上氏撮影：金子愛帆）