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[レポート]青少年と創る演劇 出演者向けワークショップ!
早速ですが、皆さんに質問です。
Q1.シェイクスピアはどこの国の人でしょう。
Q2.シェイクスピア作品の特徴は何でしょう。
Q3.シェイクスピア作品のセリフが長いのは何故でしょう。
これは、10月12日奈良市ならまちセンターで行われた青少年演劇「奈良の夜の夢」の初顔合わせで脚本・演出の田上豊さんから学生たちに投げかけられた質問です。
(答えは記事の最後に掲載しています!)
2017年度の「古都祝奈良」から奈良の冬の恒例企画となった「青少年演劇」。
今年も公募によって個性豊かで意欲的な奈良の中高生が集まりました。
9月のオーディションはオンライン開催だったので、モニタ越しでは顔を合わせていましたが、実際に会えたのは今日が初めて。
緊張もありながら、やっと会えた喜びも滲み出ます。
田上さんの進行のもと、コミュニケーションゲームや台本の読み合わせが行われました。
「まずは深く考え無くて良いから話してみよう、演劇もそういったところから始まっていくからね。」
田上さんは、ゲームの中にもさり気なく演劇のコツを混ぜ込んでいきます。
台本の読み合わせでは、田上さんは時々頷いたり、笑ったり「うん、なるほどね」とつぶやきながら皆の読みあわせを聞いていて、実は誰よりも楽しそうな田上さんの表情が印象的でした。
最後に田上さんから、2つの宿題が出されました。
「原作であるシェイクスピアの『夏の夜の夢』を一読すること。奈良時代について学びを深めること。これは勉学ではなくて、良い作品を創るために歴史考証が必要ということです、皆よろしくお願いします。」
台詞をただ読むのではなく、時代背景や原作の流れを汲み取り、演技に深みを出していく。
自分自身の興味や関心、知識が役としての面白さに繋がっていく。
多感な学生時代に、演劇を通して自分自身や他者と向き合う時間は、きっとかけがえのない体験になるはずです。
これからは出演者にも参加してもらい、本番までの様子をレポートしていきたいと思っています。
応援、よろしくお願いいたします!
A.最初の答えは…
1.イギリス
2.翻訳者のテイストで日本語の表現が多種多様であること、セリフが長いこと、恋や業の深さなど人間の普遍的な部分を描いていること。
3.当時は俳優が男性しかいなかったことや、電気が無いので野外で劇をしていたので、人物描写や風景などを細かに状況説明する必要があったため。