2021年12月の土曜日と日曜日、「ならのまち演劇フェス」の合言葉　“0歳から大人まで、誰でも楽しめる演劇体験！”　となる６つのワークショップが行われました。

殺陣と演劇のワークショップ

まずは、12月11日（土）12日（日）開催の「殺陣と演劇のワークショップ」。

初日が小学生編、2日目が中学生-大人編として、小学1年生から年配の方まで、各回30人ほどのみなさんが暖かな陽射しの降り注ぐならまちセンターに集合。

殺陣のワークショップでは殺陣師・福田健二さんより、怪我をしない・させない斬り方・斬られ方の指導を受けて早速実践。子どもも大人も、新聞紙の刀で斬られて芝生広場に倒れ込む迫真の演技を披露しました。

演劇ワークショップは小学生編が演出家・劇作家の新居達也さん、中学生-大人編がプログラムディレクター田上豊さんによる指導です。出されるお題に即興で応える動きやポーズの愉快なアイデア、寸劇で飛び出した意表を突く演出プランなど、ユニークな創造あふれるワークショップとなりました。

 

続く週末18日（土）は、ちびっ子たちが音声館に大集合！

赤ちゃんと踊ろうワークショップ

最初のプログラムは0歳児から参加できる「赤ちゃんと踊ろうワークショップ」。

NHK Eテレの人気子ども番組でおなじみのダンサー・振付家 古家優里さんの指導によるパパ編とママ編を開催、5か月から1歳半くらいまでの赤ちゃんたちが参加してくれました。

最初はみんなで車座になって体を揺らしウォーミングアップ。たかいたかいをしたり足の上に乗ったりと、泣く子いれば笑う子もいて賑やかです。

そして抱っこ紐でパパやママと一緒になった踊りがスタート。極めつけはハードなロックのリズムにのった全員ダンス！力強いドラムの音が響き出すとぐずっていた子もなぜか泣き止み、赤ちゃんとパパ・赤ちゃんとママが会場狭しと動きます。ラストは古家さんの指導の通り全員ピタッと円形におさまりダンスを終了、自然と拍手が沸き起こりました。

 

えんじてあそぼう

2歳から6歳のちびっ子たちも、元気にワークショップを体験しました。

2歳から4歳の子どもたちは保育士で役者の中村恵さんに絵本を読んでもらったり、みんなが大好きな “ごっこ遊び” をもとにして、ピアノのリズムで歌って踊って色んなものに大変身！

5歳から6歳の子どもたちはプログラムディレクター田上豊さんと、だるまさんがころんだや鬼ごっこなど、元気に遊んで想像力を膨らませ、鬼をやっつける新しいストーリーを創作しました。

みんなすぐにお友達になって、笑顔がはじける1時間となりました。

 

今回それぞれのプログラムには多くのご応募をいただき、0歳児も参加できる、子ども大人も殺陣や演劇を体験ができる、といった内容を喜んでくださるお声をたくさん頂戴しました。コロナ禍が続き、子どもたちが、パパやママたちが、年配の方々が、皆のびのびと交流できない現状の中、演劇を通じて少しでも楽しい時間を過ごしていただけたのなら幸いです。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました！

 

撮影：平岡雅之（殺陣と演劇のワークショップ/小学生編）、西丸昌義（赤ちゃんと踊ろうワークショップ、えんじてあそぼう）