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[レポート]1/25開催 北澤潤「ロスト・ターミナル」ベチャ&人力車の試乗会(You are Me)

2020.02.18
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1月25日、ベチャ&人力車の試乗会をならまちセンター芝生広場で実施しました。

人力車は明治時代にアジア各地へ輸出され、インドでは名前もそのまま「リキシャ」(またはリクシャーとも)として利用されてきました。今回「ロスト・ターミナル」として奈良にやってきたインドネシアの三輪人力車「ベチャ」のルーツも人力車だといわれています。

北澤さんが奈良に視察に来られた際、奈良の観光エリアのあちこちで見かける人力車にとても興味を持たれ、ベテラン車夫として活躍する西條功也さん(観光人力車 やまと屋奈良)に熱烈オファーをして叶ったのが、このベチャ&人力車の試乗会です。

まずは、人力車とベチャそれぞれの特徴や魅力などを説明しました。
良い乗り心地のためのサスペンション位置やブレーキシステムの違い。ベチャは乗る人の重さに比例するので運転にはより体力がいるが、人力車はある程度重い人を乗せた方が重心が安定して走りやすい(お相撲さんでも楽に走ることができる!)。乗った時の目線はベチャは低く、人力車は高い。ベチャも人力車も運転には技術が必要で、運転を専門とする人がいる(ベチャはベチャ乗りおじさん、人力車は車夫さん)。
参加者の皆さんも「へぇ~」「なるほど~」と興味深く聞いておられました。

次はいよいよ試乗です。
ベチャを運転される様子は、皆さんまさに恐る恐るといった表情。サドルの位置が高くペダルに足がつかずこぎにくかったり、車体によってハンドルの位置が違っていたりと乗りこなすにはかなりの身体能力がいることを実感されているようでした。対する乗り心地はというと、ふかふかクッションでとても快適。

人力車は西條さんの華麗な運転と洗練された車体構造で、まさに快適の一言。参加者の皆さんも人力車に乗る事はなかなかないようで、乗り心地の良さを堪能されました。

ベチャと人力車が並んで奈良の街を行くという光景が出現した、世界初の日となりました。

北澤潤「You are Me」詳細はこちら

写真:米田真也