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[レポート]③公園を自分たちで創る!ーコロガル公園テラスー

2023.03.31
コロガル公園テラス

会期中、関連イベントとして3つのワークショップを開催しました。

 

ワークショップ『会田大也さんと木のベンチを作ろう!』

10月22日(土)13時より、座るところがなかった公園にベンチを作るワークショップを行いました。

大人向けのイベントとして募集しましたが、当日、大人に混じって小学生2人と年中さん1人の計3人が強力助っ人として参加、会田さんの指導のもとベンチ作りに挑戦しました。

撮影:イコマカメラ部

ベンチは足付きの長方形型。小さな子でも無理なく座れる高さで、大人2~3人が腰かけられる丁度良い長さです。

2つのグループに分かれ、それぞれ2台のベンチを3時間で仕上げます。直角定規を使って慎重に材料を合せ、しっかり押さえながらインパクトドライバーを使ってネジ釘を打ちます。

撮影:イコマカメラ部

両グループとも1台目は形が出来るまで1時間ほどかかりましたが、2台目は要領を掴んで30分で出来上がり。

撮影:イコマカメラ部

仕上げの作業は子どもたちの出番です!

撮影:イコマカメラ部

青、グレー、オレンジのペンキをローラーで塗り、最後はご機嫌な歌とともに筆で装飾、夕方には個性的なベンチが出来上がりました。

撮影:イコマカメラ部

 

ワークショップ『子どもあそびばミーティング』その①

そして、子どもたちのワークショップ『子どもあそびばミーティング』を10月23日(日)と11月12日(土)の2回開催しました。

『子どもあそびばミーティング』とは、参加者とプレイリーダーが追加実装したい遊びや機能を話し合い、期間中にアイデアの一部が公園内に反映されていくというもの。

「コロガル公園テラス」では、オープン初日から来場者に「こんな公園あったらいいな」というアイデアを描いてもらい青いポストに投函してもらっていました。そのアイデアの数々も参考に、子どもたちと会田さんによるミーティングを行います。

10月23日、空いっぱいのイワシ雲の下、公園の隅っこに敷かれたブルーシートの上でアイデア会議スタートです。

撮影:イコマカメラ部

色んな意見が出たところで、模造紙にカラーペンでそれぞれのアイデアを絵にしていきます。

撮影:イコマカメラ部

そして会期中に実現出来そうなものの中から、「トンネル&屋台」「虹のペイント」「めいろ」「スタンプラリー」の4つが決定!

早速1つめのアイデア“屋台”製作がいきなりスタート。会田さんがパソコンを持ち出して設計を始めると、ミーティングを終えた子どもたちも遊びに行かずにそのまま側で見守ります。

撮影:イコマカメラ部

公園の端に置いてあったベニヤ板をみんなで運び、作業場で会田さんがカットして、それを組み立てあっという間に屋台が出現。グラインダーを使った作業には、周りで興味深々に眺めていた他の子たちも加わって、教え合いながら順番に行いました。

最後に全体にニスを塗って完成です!みんなのアイデアから生まれた新しい作品(遊具)で、公園がアップデートされました。

撮影:イコマカメラ部

ワークショップ『子どもあそびばミーティング』その②

11月22日のミーティングではさらに追加のアイデアが。

「公園内にお花を植える」ことと、「コロガル公園内の通貨コロガネ(どんぐり)を作り屋台に活用する」ことが決定!

お花は次の休園日にプレイリーダーによって可愛い寄せ植えが準備されました。

 

アイデアがつぎつぎ実現!

そして「コロガネ」です。

お店のアイデアは沢山出ましたが、屋台でまず行われたのは似顔絵屋さん。隣のベンチは銀行で「コロガネ」を借りることが出来るシステムも併設。他にも紙粘土で作ったお菓子屋さんや、どんぐりそのものを売るどんぐり屋さんもオープン!

《コロガル公園テラス インスタグラムより》

どんぐり屋さんは大変繁盛しましたが、店長交替で運営難に陥りあえなく閉店。

屋台は子ども達の創造力を刺激する、人気の作品(遊具)となりました。

さらに、スタンプラリーは公園の常連となった小学生たちがスタンプを作って公園内のあちこちに設置。トンネルは会期後半に実装されて、小さな子どもたちのお気に入りとなりました。

会期も終わりに近づいた頃、「くじら」に虹のペイントをほどこしました。プレイリーダーがペンキを塗っていると、色々指示してくれる子や、一緒に塗りたいという子が寄ってきてみんなでペイント。刷毛を使って思いっきり色塗りをすることなんて普段はなかなか出来ません。みんなノビノビ思い思いに楽しんで、カラフルな「くじら」が出現しました。