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[レポート] 演劇ワークショップ ―演劇をはじめとした4つの表現分野を体験!―
12月の冬休み期間中、4日間にわたって中高生を対象にした「演劇ワークショップ―演劇をはじめとした4つの表現分野を体験!-」を行いました。
一般から公募した経験豊富な4人の講師陣による、演技・創作・身体表現・セリフなどバラエティー豊かな内容で、創作・表現することの楽しさを、演劇初心者も含む29人の参加者が体験しました。
12月22日(金)、初回の講師は俳優であり脚本・演出も手掛ける芹井祐文さん。[自分を信じる]をテーマに演劇のエッセンスがギュッと詰まったゲームや、身近な小物を使った即興劇の創作などを時間いっぱい指導してくださいました。
最初はぎこちなかった参加者たちも、ゲームを続けるうちに互いに打ち解け、賑やかな初日をなりました。
12月23日(土)、つづく2回目は演出家・劇作家の新居達也さんによる[創作に親しむ]。会場全体を使って皆で犬になったりサンマになったり、チームに分かれて協力しながら桃太郎の一場面を創作したり、観光バスの風景になったり…。
ちょっと難解なテーマでも、皆でアイデアを出し合えば想像を超えた表現になる面白さを感じた2時間でした。
12月26日(火)、3回目は身体表現とダンスのワークショップ。[モノ言う身体]をテーマに、元舞台俳優でヨガインストラクター・演出家の飯田惣一郎さんが講師です。
ウォーミングアップからはじまり、最初硬かった皆の身体も表情も、ワークショップが進むにつれて段々と柔らかくなり、改めて身体を動かす感覚、身体で伝えることの豊かさを発見できた一日となりました。
12月27日(水)、年も押し詰まったこの日はとうとう最終回。講師は劇作家・演出家・劇団小町座主宰の小野小町さん。[声をセリフに]と題して、セリフの創作や言い回し、表現の仕方について学びました。
前3回と違い今日は座学。同じイラストを見て各々セリフを考え発表すると、一人ひとりの全く違った発想に皆大笑い。小野さんからはそれら一つ一つに丁寧なご指導をいただきました。
全4回のプログラムで、参加者たちは演劇表現の楽しさ、身体を使う奥行き、セリフに込める面白さを体感し、新たな興味を発見しながら新しい仲間とも知り合うことができました。
そして、中高生の演劇プログラム後半として、舞台公演を創作する「青少年と創る演劇」がただいま進行中です!
12月演劇ワークショップに参加してくれた中高生たちも稽古に励んでいます。
ぜひ、3月24日(日) 奈良市西部会館市民市民ホール(学園前ホール)での公演「ならのはこぶね」をご観覧ください!
※青少年と創る演劇「ならのはこぶね」公演は終了いたしました。